東京科学大学
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物質理工学院
応用化学系
(応用化学コース)

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2025年 の ニュース

  鴎友学園女子高の生徒 研究室見学 (6月11日)

 


 私立 鴎友学園女子高校(世田谷)の生徒と教員(約30人)が本学を訪問して、吉沢・澤田研を含む合計4研究室(化学系と生物系)の見学とOG懇談会を行いました。吉沢教授と澤田准教授、飯川さん(M1)で担当して、私たちの研究内容と実験室や分析室の紹介を行いました。複数の生徒から率直な質問(大変ですか?など)がありました。

  説明・見学中

  当研究所 第2回卓球大会 開幕 (6月10日)

 


 当研究所の第2回目の卓球大会が開幕しました(幹事:吉沢・澤田研)。人気のため、昨年度より参加枠を増やし、今回は合計16つの研究室チームの参加となりました。本日、吉沢・澤田研 Aチームの試合(@S1棟1F 新卓球場)が昼休み時間に行われ、シングルスで保母竜太君(M2)、ミックスダブルスで橋本義久君(D2)と師岡里菜さん(M1)、教職員ダブルスで澤田知久准教授と若宮恭介君(B4)が活躍しました。初戦を勝利(◯2-1 vs. 山口・黒木研B)して、良いスタートを切ることができました!これからBチームとCチームの試合も行われます。

  Aチーム さくらんぼ(山梨から届き、みんなで美味しく頂きました!)

  笹渕君 本学の博士人材育成プログラム 採択 (6月9日)

 


 笹渕 颯君(D1)が、博士人材育成プログラム「総合知と癒しの次世代フロントランナー育成プログラム(Science Tokyo SPRING)」に採用(2025年度春)されました。研究題目は「らせん芳香環カプセルの開発と機能開発」で、最長3年間の経済的および研究的な支援が受けられます。

 Science Tokyo SPRING 

  木藤君 ホストゲスト超分子シンポ ポスター賞 (6月8日)

 


 木藤大翔君(M1)が、第22回ホスト-ゲスト・超分子化学シンポジウム(東大 駒場キャンパス)で、優秀ポスター賞 を受賞しました。題目は「芳香環ミセルとチューブによる色素二重内包と蛍光特性」で、2種類のホスト化合物のハイブリッドによる特異なホスト-ゲスト挙動を発見し、発表しました。今回のポスター発表は110件(うち審査対象 89件)で、ポスター賞は10件でした。

 授賞式 木藤君&賞状 

  吉沢教授 Org. Chem. Front. 誌の副編集者 2年目開始 (6月6日)

 


 吉沢教授の Org. Chem. Front. 誌(英国化学会)の副編集者(Associate Editor)の仕事が、今月から2年目に入りました。1年目は、約150報の投稿論文を担当し、各論文の研究内容の確認、審査員の選出・依頼、審査コメントの確認、改訂依頼、論文の採用/不採用の決定を担当しました。依頼した審査員のご協力のお陰で、審査結果の最初の通知は18.5日で、この雑誌の平均(23日)より早く対応できました。また、構造有機化学および超分子化学の投稿論文を担当し、それらの採用率はこの雑誌の平均より高くなりました。Frank Wurthner教授の60歳記念号のほぼ全ての掲載論文(44報)を担当しました。

 60歳記念号

  青山君とカッティ助教らの研究成果 Chem 誌に掲載 (6月3日)

 


 青山慎治君(D3)とロレンツォ カッティ助教らの最新の研究論文「Aqueous Polycavity Hosts Composed of Porous Aromatic Polymers within Aromatic Micelles」が、Chem 誌に掲載されました。今回、過去最大の100 nmサイズの球状材料の内包による水溶化を達成しました。その材料は芳香環骨格からなる多空間ポリマーで、いかなる溶媒にも不溶です。一方、芳香環ミセルによる内包で、水中での超巨大な球状ポリマーのサイズ分離と多空間に様々な分子を大量に捕捉できるようになりました。固体空間材料の新しい活用法を開発しました。

 論文リンク プレスリリース(英語版)

  Assoc. Prof. James E. M. Lewis 講演会 (5月20日)

 


 University of Birmingham(英国)の Assoc. Prof. James E. M. Lewis の講演会を開催しました。講演題目は「Low Symmetry Molecular Capsules」で、非対称化されたM2L4型の分子ケージの選択的な作製法について、最近の成果を分かり易い図を用いて説明して下さいました。学生メンバーとの個別discussionも行いました。今回は超分子化学の国際会議 ISMSC(京都)で奥さんと来日して、私たちの研究室も訪問下さいました。

 昼食中 講演後

  すずかけサイエンスデイ 研究室公開 (5月17,18日)

 


 すずかけ台キャンパスで開催された「すずかけサイエンスディ」(2日間)で、一般者向けの研究室公開を行いました。1日目は雨天で2日目は晴天の中、多くの家族や中学・高校生、大人などが見学に来て下さいました。今回もロレンツォカッティ助教を中心に準備して、私たちが研究中の「光るミセル」と「ペプチドのケージ」について、学生メンバーが実物の溶液や分子模型、PCグラフィックなどを使いながら、丁寧に説明しました。特に子供たちが私たちの研究に興味を示してくれるのを見て、大きな励みになりました。カッティ助教の奥さんも初めて見学に来てくれました。

 研究室公開中

  吉沢教授 先進研究所(富士フィルム)で招待講演 (5月9日)

 


 吉沢道人教授が富士フィルムの先進研究所@足柄で招待講演「芳香環カプセルを活用した多機能空間の開発」を行いました。訪問は2回目で、前回は約15年前に会社見学で修士学生(本学 旧・化学環境学専攻)を引率しました。講演会には対面で約30人と遠隔で約70人が参加下さり、講演90分と質疑応答30分を行いました。様々な視点から鋭い質問と提案が沢山ありました。講演前後に、研究所内の見学と中堅研究者と懇談しました。今回の訪問で大変親切にご対応頂きました小玉啓祐様と有岡大輔様に感謝致します。

 先進研究所

  澤田准教授と佐柄君らの研究成果 Chem 誌に掲載 (5月2日)

 


 澤田知久准教授と佐柄 直君(M2卒業)らの最新の研究論文「An M60L60 metal−peptide capsid with a 60-crossing woven network」が、Cell Pressの Chem 誌に掲載されました。今回、藤田研(東大)と協同で、金属イオン(M)と短いペプチド配位子(L)が、直径6.3ナノメートルの巨大球殻構造へ自己集合することを明らかにしました。その構造は、M60L60組成(計120成分!)で、正十二面体リンクと呼ばれる複雑な絡まり方(交点数60は合成分子の世界最高記録!)、切頂二十面体(サッカーボールやフラーレンと同じ)などのユニークな特徴をもっています。複雑な幾何学に関する考察では下川航也先生(お茶の水大)のご協力も頂きました。同日、本学から「正十二面体リンクの球殻分子構造の構築に成功 −ウイルスキャプシド状分子の化学合成に期待−」の題目で、プレスリリースされました。

 論文リンク プレスリリース 英語版 佐柄君(夏の学校 ポスター賞)

  新メンバー歓迎 BBQ (4月28日)

 


 新メンバー歓迎のBBQを学内(研究所横)で行いました。当初は新人の研究プロポーザル会後の4月25日夕方に予定していましたが、諸事情で28日夕方に変更しました。この日は途中から雨でしたが、研究所のミニテントのお陰で、最後までみんなでBBQを楽しむことができました。急な変更でしたが、レク係の亀山君と齋藤さん(M2)を中心に上級生が協力して準備と片付けを行ってくれました。また、4月25日に吉沢教授の誕生日のお祝いに、花束と高級ボトリングティーをプレゼントしました。

 BBQ プレゼント

  青山君・遠山君・橋本君 日本学術振興会 研究員の開始 (4月1日)

 


 青山慎治君(D3)、遠山和希君(D3)、橋本義久君(D2)が、本日から日本学術振興会(JSPS)の特別研究員(DC2)になりました。青山君は「芳香環ミセルによる多孔性高分子の可溶化とその多空間機能の開拓」、遠山君は「ホスト/ゲスト法による金属錯体のミセル型クラスター化と特異物性」、橋本君は「柔軟なキラル超分子空間の新構築とその空間機能の開拓」に関する研究を行います。

  新メンバー & 新学期スタート (4月1日)

 


 本日、研究室の新学期をスタートしました。午前中の前半に在校生のみのミーティングと席替え、後半から新人が加わり、今年度のメンバー全員でキックオフミーティングを行いました。その後、キャンパスツアー(雨天のため延期)と簡単な新入生の歓迎会を行いました。研究活動を通じて、一緒に「心・技・体」を鍛えて行きましょう!

新メンバー:粕谷君(東洋大)・興梠君(大分大)・小林さん(芝浦工業大)・藤田さん(富山大)・南君(大分大)・師岡さん(学芸大)・吉野君(理科大)・関戸君(日本大)・五嶋君(科学大)・若宮君(理科大)・渡邉君(中央大)

 キックオフ会議後 大学院入学式 キャンパスツアー 学部入学生の見学

(追記 4/3)大学院(応用化学系 応用化学コース)の新入生オリエンテーションをオンラインで開催。修士の部(約60分)と博士の部(約30分)に合計 約200人が参加しました。今年度、吉沢教授はコース主任(2年目)と就職主担当です。
(追記 4/4)学部の新入生セミナーで、約30人のB1学生が研究室を見学しました。

  卒業生 送別会 (3月18日)

 


 今月末に卒業する 12名(+1名)の修士学生の送別会を学内(R1棟)で行いました。後輩からお世話になった卒業生へ、感謝の言葉、創意工夫の色紙と記念品をプレゼントしました。また、卒業生からも感謝の言葉などがありました。その後、飲食をしながら歓談を楽しみました。卒業生(内、2名は博士課程に進学)の今後の活躍も楽しみにしています。今回の送別会は亀山君と齋藤さん(レク係)が中心となり企画・準備してくれました。大学院の卒業式は3月26日です。(追記)東京科学大学で最初の学部および大学院の卒業式は、春の暖かい陽気の中で行われました。卒業おめでとう!

 卒業記念品 全員集合 学部卒業式 大学院卒業式

  カッティ助教 婚約のお祝い (3月18日)

 


 ロレンツォ カッティ助教のご婚約(先月14日)を祝して、研究室メンバーからケーキと実用品(掃除機)をプレゼントしました! カッティ助教はドイツで学位取得後、日本学術振興会(JSPS)の研究員として私達の研究室に加わりました(受入教員:吉沢准教授(当時))。その後、金沢大学を経由して、再び私達の研究室に助教として加わり(吉沢研の初助教!)、研究と教育で活躍しています。いつまでもお幸せに!

 ケーキ入刀 ハート

  加井さんらの研究成果 J. Am. Chem. Soc. 誌に掲載 (3月18日)

 


 加井うららさん(M2)と吉沢教授らの研究論文「Discrimination of Perfluorinated Arenes/Alkanes by Modulable Polyaromatic Capsules」が、J. Am. Chem. Soc. 誌に掲載!! 従来のホスト化合物では捕捉や分離が極めて困難な全フッ素化分子に対して、私たちの芳香環カプセルが有効に機能することを見出しました。また、カプセルのわずかな構造調節により、水中で全フッ素化された芳香族および脂肪族分子の識別(100%選択性)にも成功しました。詳細な分子間相互作用も結晶構造解析で解明しました。加井さんの卒業式前(3/25)に論文掲載となりました!
(追記 4/18)本学から「パーフルオロ化合物を捕捉する分子カプセル −100%の効率・選択性とその機構解明−」の題目で、プレスリリースされました.

 論文リンク ホストゲスト超分子シンポで ポスター賞(昨年度) プレスリリース

  澤田准教授らの研究成果 J. Am. Chem. Soc. 誌に掲載 (3月7日)

 


 澤田知久准教授らの最新の研究論文「Helical Sense Control of Metal-Peptide Torus Frameworks Leading to the Folding and Assembly of a Ag21L14 Braided Peptide Nanotube」が、J. Am. Chem. Soc. 誌に掲載! 金属連結ペプチド鎖が環状二重らせん状に集合したトーラス結び目構造体には、右/左巻きのらせん不斉(トポロジー不斉)があります。今回、藤田研と協同で、ペプチド配列に導入する1つのL-アラニン(同一のキラル源)の位置で、右/左巻き構造が制御できました。さらに、アラニンの先に金属架橋部位を入れてトーラス結び目を二量化し、「編み込みペプチドナノチューブ」への拡張にも成功しました。
(追記 4/3)本学から「ペプチドでできた編み込みナノチューブ構造の合成に成功」の題目で、プレスリリースされました!

 論文リンク プレスリリース

  橋本君の研究紹介 Chem-Station に掲載 (2月28日)

 


 橋本義久君(D1)の最近の研究紹介「アキラル色素分子にキラル光学特性を付与するミセルを開発」が、Chem-Station の 第644回スポットライトリサーチ に掲載されました。田中助教のメッセージも含まれています。

 スポットライトリサーチ 

  共同研究の成果 Adv. Sci. 誌に掲載 (2月20日)

 


 本学 生命理工学院の菱川湧輝博士と上野隆史教授らの研究論文「Design of Aromatic Interaction Networks in a Protein Cage Modulated by Fluorescent Ligand Binding」が、Adv. Sci. 誌に掲載されました。タンパク質ケージによる色素分子の捕捉と分光測定に関して、当研究室の片桐由理さん(修士卒)らが協力しました。上野教授との初の共同研究で、吉沢教授は新領域研究グループ「金属と分子集合」で約17年前から一緒に活動しています。

 掲載論文 上野研究室 プレスリリース

  修士論文 発表会 (2月18日)

 


 本年度の物質理工学院 応用化学コースの修士論文発表会(本日 すずかけ台, 昨日 大岡山)が行われました。当研究室から12名のメンバー(過去最多!)が発表しました。メンバーは約2週間前に発表練習会、1週間前に論文提出、直前に最終の発表練習会を行い、本番に臨みました。発表会ではそれぞれ独自のイントロダクションで、2年間の研究成果を分かり易く伝えました(発表15分 質疑応答9 or 14分)。発表後の3or4人の審査員からの質問にもしっかり回答し、実力を発揮できました。夕方から学外でお疲れ様会も行いました。

 発表会後

  安田君と田中助教らの論文 JACS Au 誌に掲載 (2月3日)

 


 安田朋弘君(M2)と田中裕也助教らの論文「Optical Axial Chirality Enhancement and Transfer within Aromatic Micelles upon (Co-)encapsulation」が、JACS Au 誌に掲載されました。私たちの分子カプセルに(1)軸不斉分子を内包するだけで、キラリティの分光学的増幅と(2)それに環状分子を共内包することで、キラリティの効率的転写を達成しました。安田君の修士のみの成果で、修士論文の提出前(締切 2/11)にオンライン発表です! CPL測定では長谷川真士教授・田内大喜助教(北里大)、環状分子の合成では土戸良高助教ら(東京理科大)にご協力頂きました。有難うございました。

 オープンアクセス 化学フェスタで ポスター賞(昨年度)

  澤田准教授 誕生日のプレゼント (1月17日)

 


 澤田知久准教授の誕生日をお祝いして、日本酒と花束をプレゼントしました。日本酒は世界に1つの名酒「知久」(吉沢酒造)で、澤田グループメンバーの愛仕込み?です。そのメンバーは11名(+東大の博士学生)に増えました。今年度は澤田准教授を含めて1月生まれが多く、9名(大晦日を含む)で研究室の全メンバーの約3割です。

 プレゼント 名酒 1月生まれ 全員 

 

 
 
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